「好かれている安心感」と「自分の気持ちの高まり」
どちらを優先すべきか、悩んでしまう恋がある。
「追われる恋はラク。でも、追いかけたい恋がやめられない…」 「“愛される幸せ”も知ってる。でも、好きな人といたい」
・・・そんな葛藤を抱えているあなたへ。
「愛される安心感」vs「好きという衝動」
まずは、このふたつの違いを整理してみましょう。
- 自分を好きな人=「大切にされる」「求められる」安心感。
- 自分が好きな人=「心が動く」「ときめき」や熱量がある状態。
どちらも魅力的ですよね。だからこそ、悩む気持ち、わかります。
だけど、どちらにも“落とし穴”があることも知っておきましょう。
- 愛される恋は、満たされる半面、物足りなさや依存を感じることもある。
- 自分が好きな人への恋は、刺激的な分、不安や追いすがる苦しさも生まれやすい。
どちらを選んでも、完璧な恋など存在しない。 そのうえで「自分がどう在りたいか」が、選択の軸になっていきます。

わたし…愛されるのって安心するけど、 自分の心が“ときめいてない”って気づいた瞬間、 ちょっとさみしくなるんだよね…。
「大事にされる恋」が幸せとは限らない理由
「好きになってくれた人を選んだほうが、幸せになれる」 そんなアドバイスを聞いたこと、ありませんか?
確かに、
- 一方通行で傷つかずに済む
- 優しくされることで自己肯定感が高まる
- 相手に尽くされることが心地いい
というメリットもあるでしょう。
でも、自分の心がついてこないまま関係を続けてしまうと、 「感謝」や「義務感」でしかつながれなくなることもあります。
“好かれているから付き合う”のではなく、 “その人と一緒にいたいから付き合う”ことが、恋愛の本質ではないでしょうか?
「追いかける恋」に隠された本音
自分が好きな人を選ぶと、どうしても“追う立場”になりがち。 でも、そこには「愛してもらいたい」という願いが隠れています。
- 相手に振り向いてもらえると、自分に価値を感じる
- 追う恋=自信を確認したい手段になってしまう
そんな恋になっていませんか?
いつの間にか 「この人じゃないとダメ」という思い込みに変わっていないか、自分自身と向き合ってみましょう。
恋愛は“心の勝負”ではありません。 愛されることを勝ち取るために頑張る関係は、どこかで疲れてしまいますよ。
「どちらを選ぶか」でなく、“自分をどう幸せにするか”
このテーマに対する一番大切な視点は、 「相手基準」ではなく「自分基準」で考えるということ。
選択のカギになる問いは、こんなふうに変換できます。
- 「どっちが好き?」→「どっちといる自分が好き?」
- 「どっちが安心?」→「どっちといると心がラク?」
- 「どっちを選べば後悔しない?」→「どっちを選べば“私らしい未来”を築ける?」
つまり、“誰を選ぶか”よりも、 “その恋を通して、どんな自分でいたいか”に意識を向けることが大切なんです。

わたし、ずっと“誰かのために”って恋してたけど… あるとき気づいたんだ。 “自分のために恋をしていいんだ”って。
星座別「愛されたい星座・愛したい星座」診断
星座 | 恋で重視しがちな傾向 | ヒントとなる視点 |
---|---|---|
牡羊座 | 自分が好きになった人を追いがち | 愛される経験も大切にしてみて |
牡牛座 | 相手の誠実さ・安心感重視 | 心が動く瞬間を軽視しないで |
双子座 | ときめき重視、移ろいやすい | “心地よさの継続”も意識してみて |
蟹座 | 愛されたい、でも尽くしたい | 「自分の心の温度」を大切にして |
獅子座 | 自分を愛してくれる人に惹かれやすい | ときめきも取り入れてみて |
乙女座 | 自分を好きでいてくれる人を信じやすい | “自分が本当に惹かれているか”も確認を |
天秤座 | 相手の気持ちを優先してしまう | “自分の気持ち”も正直に受け止めて |
蠍座 | 一途に自分が好きな人を追いがち | 信頼の深さを見極めてから選んで |
射手座 | 恋のドキドキに惹かれる | 「尊重される恋」を忘れずに |
山羊座 | 安定・現実性重視 | そこに“情熱”はある? を問い直して |
水瓶座 | 自分が心を開けるかどうかが大事 | 相手の“想い”も受け取ってみて |
魚座 | 愛されると弱い、でも恋に溺れやすい | 「依存」と「信頼」を見分けて |
恋の主語を「わたし」に戻すこと
“誰を選べば幸せか”という問いの答えは、 実は「相手」ではなく、「あなた」の中にあります。
どちらを選んでもいい。どちらにも、間違いなんてない。 でも、「あなた自身が幸せだと思える選択」を、あなたの手で選んでください。
恋の主語を、「彼」じゃなく、「わたし」に戻すこと。 それが、心が納得する恋を始めるための第一歩です。
次回予告
「パートナーがいるのに、他に好きな人ができた」どうすればいい?
──罪悪感と向き合いながら、心を整える方法をお届けします。
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